10月20日(木)

  • K幼稚園   年中2クラス
  1. おてらのおしょうさん(わ)       クロ
  2. さるかにかっせん(日本の昔話  福音館より)
  3. からすのおやこ            Kさん
  4. イモニメガデテ(わ)          クロ
  5. おおきなおおきなおいも(絵)
  6. いっぴきたりない


「さるかにかっせん」は秋になると語る私の持ち話。
このお話はもちろんみなさん、よくご存じ〜
一番知られているのは岩波の「かにむかし」かもしれない〜
木下順二の文で
「早く芽を出せかきのたね、出さぬとはさみでちょんぎるぞ」という
文章だったと思うが・・(確かめてません〜ちがうかも)

このほかにも
赤羽末吉さんの絵の「さるとかに」神沢利子 文(銀河社)がある。
読み聞かせにはこの「さるとかに」がいい。
絵に迫力があってとてもいい。

いわゆる「さるかにかっせん」はかなりの本が出ている。
が中身がそれぞれちょっとずつ違う。出てくる物も・・
再話も沢山の地方にあって、趣が違う。
私の語る「さるかにかっせん」小澤俊夫氏の文で
共通語に直されている。かにが甲羅を割られてから
うす、縫い針、はち、くりの所へこがにが作った吉備団子を持って行き、
「おれは猿の奴にひどい目にあった、敵を討ちに行きたい
ついてきてくれないか」
と頼んでいくの。ももたろうみたいでしょ〜

はじめの所も
「芽を出さないと、ちょきんと切るぞ!芽を出さないとちょきんときるぞ」なの。
ここのところが4才さんにはおもしろいらしく
どんどん柿の木が大きくなるところは想像しやすいみたいね〜

長年、この話を語り(3才〜2年)この話をメインにするなら
4才(年中さん)がぴったりだと感じる〜
ストーリーをおいやすく、気持ちが添えるのかな〜


最後にこのお話は
「そこへかにがやってきて、猿の首をちょきんと切ってしまいましたとさ」
となる。文章にすると怖い〜感じだけど
子ども達はさらりと聞いてる様子!
「悪者はきっちりといなくならねば」〜と小澤先生はおっしゃっていたな〜


「むかしまっこう、さるまっこう」