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うちの中のウシ メイベル・ワッツ作
愛蔵版おはなしのろうそく
ついでにペロリ より 東京子ども図書館
小さな家に住む夫婦がいた。
ちょうどよい大きさの家だと思って暮らしていたのだけれど、
ある日、おかみさんがうどんを作ろうとねりこをのばした所から
一騒動、持ち上がる。
おかみさんのつくるうどんは、とびきり長かったのに
台所はとびきり狭かったのです。
おかみさん
「もっと大き家が買えさえすればね〜」
こまったお百姓は、ちえのありぞうじいさんに相談しにいきました・・・・・
さて、ちえのありぞうじいさんのとびきりの知恵とは?
さて、今日は朝から長男のソウの調子が今ひとつ、
鼻はつまり、咳がひどく、可哀想なくらい〜
マンション住まいの私たちには、一戸建の旦那んちが寒かったのだ。
(私は、寒い方が実家に似ていて好きなんだけど)
まだ、カーテンがなく雨戸だけでは、寒くてたまらなかったみたい・・
結局学校を今年に入って初めて休み、病院へ〜
久しぶりの(6年ぶりくらい)ぜんそくだった。
と言うことで今日はソウと二人きり〜
「なんと、素直で優しい子なんだろう!!」と思った。
普段は兄弟げんかが絶えなくて、長男はしかられる回数が多い〜
私も、ついつい「お兄ちゃんなんだから!」とやってしまいがち←反省!!!
兄弟、一人一人と向き合うと、それぞれ良い子だな〜と思うのだけれど
三人、ひっつくと仲が悪くなることがしばしば・・
さっきのうちの中のウシにもどりましょ〜
ちえのありぞうじいさんは
「まずはじめに、メンドリをうちの中へいれるんだ」
メンドリを家の中へ入れたら・・・・
メンドリガ家の中でとびまわり、大変なめにあう〜
ちえのありぞうじいさん
「こんどはヤギをうちの中へいれなくてはならない」
やぎをいれたら・・・
案の定、暴れ放題〜
それから、
ぶたがうちに入り、最後にウシが入る〜
家の中は大騒ぎ〜
お百姓も訳が分かってくる〜
「ものごとってものにゃあ、いつだってその下があるものだからね〜」
ちえのありぞうじいいさん
「どうやら、話が分かってきたらしいじゃないか、ここらでウシをうちの外へ引っ張り出すんだ」
ウシ、ぶた、ヤギ、メンドリを順々にうちの外へ出していくと・・・
おかみさん
「あたしゃ、これより大きい家がほしいなんて、けっして思わないよ。
たとえ世界をあげるっていわれたってね!」
最後に「ものは使いよう、気はもちよう、まったくだねえ!」とお百姓。
一人っ子だったら、この長男はほんとに良い子に育ったのかも知れないと思ったりするのだけれど、
三人兄弟のドタバタな日常があるからこそ、
「こんなに、ええ子なんや〜」と思えたのかも知れない〜
たまには、三人、個別な時間をつくらなくては!!