震災


早いものであの阪神大震災からまる11年がすぎました。

あの日の出来事は今でも、鮮明に覚えています。

私たちの場合、今の家に住んでいたので(香川)、震度4くらいでした。(隣の高松は3よ)

直撃ではないので、もちろん神戸にお住みの方々とは比べものにならないのですが・・・・

あの、テレビで映し出された中に肉親がいるという現実との戦いの二日でした。

そう、繋がらないのです。

テレビで映し出されるのは、どんどんと炎に包まれていく神戸の町並み。

高速道路まで横倒し。

今も須磨に住んでいるクロ旦那父と母の安否が心配で・・・・

夕方、クロ旦那が
「やっぱり、行く!!」
意を決して、神戸に向かって出発したクロ旦那。(やっぱ。正義の人なんよね)

クロは10ヶ月のソウと二人で、みんな無事を祈るほかありませんでした。












約8時間後
携帯から
「おかんも、おとんも無事やった。家の中はめちゃくちゃやけど」と一報。
又、何時間もかけて岡山まわりから帰ってきたクロ旦那。





その日から何ヶ月後にはクロ旦那母は劇症肝炎で入院。のち退院〜

私は子がまだ1才前後だったので、、
何回かこちらに泊まりにはきてもらうくらいで全然役には立たなかったのです。

今でもクロ旦那母は
「あのとき、クロ旦那が来てくれたことが嬉しかった」と話します。
震災の時のむごさなどは口には出さないクロ旦那母と父。

人は基本的に前を向いて生きようとする”いきもの”

確かに語り伝えるべき教訓も大事なのだけれど
うちの場合は
震災後の神戸の街の力強さと、クロ旦那のあの日の行動を語り伝えたいと思うのです。