ババヤガーの白い鳥
「ロシアの昔話を語ります。このおはなしに出てくるババヤガーは
にわとりの足の上に立てた家に住んでいて、悪い子を食べるのが大好き」と
まえふりをして語ります。
この時点で「あ!!やまんばみたい!」、「ハウルの動く城みたい」と言われたり〜
さてこの話のすごさは
出始めからぐいぐいと子どもを引きつける話の展開。
お百姓夫婦が町に出かけます
「マーシャ(姉)いい子にしてアーニャ(弟)のおもりをしておくれ
どこへもいっちゃ、いけないよ。お土産を買ってくるからね」
そこで、お父さんとお母さんは出かけていきました。
けれど、マーシャはすぐに言いつけを忘れて
弟を窓の下の草の上に座らせたまま友だちの家に遊びに行ってしまいました。
ここで聞き手の子ども達は
「ええ〜〜〜〜!!
私だったらそんなことは絶対しないのに」と言う感じ。
どこからか白い鳥がなんばも飛んできてアーニャを翼に載せ
さらって行きました。←子ども達息をのむ
マーシャが帰ると弟がいません。あ〜と叫んであちこち探しましたが、どこにもいません
マーシャは泣き出しました、でも涙をいくら流してもなんにもなりません。
自分が悪かったのだから、自分で見つけなくてはなりません。
マーシャは広い野原に走り出しました
ここが好きで語っているかも。
そして、ペチカやりんごの木、ミルクの川の手伝いをして
ババヤガーの家にたどり着き、ワーニャを連れて帰ります。
でも途中でババヤガーの白い鳥に追われます。
手伝ったペチカたちがかくまってくれて何とか白い鳥から逃げ切ります
最後は・・・これまたぴったりのタイミングで家に帰って
丁度その時、お父さんとお母さんが帰ってきて
二人はお土産をもらいましたとさ
耳で聞くとハラハラドキドキ〜良くできたお話しです。
ロシアの昔話
内田莉莎子 編・訳
A・タチヤーナ・マブリナ 画
アファナーシェフらによる原話から選びぬかれた「おおきなかぶ」から「魔法の馬」まで、ロシアの大地から生まれた昔話33話を、美しい訳文と力強い挿絵でおくります。カラー19ページつき。
この本には他におおきなかぶ、マーシャとくま、てぶくろ、そして
私の大好きな、魔法の馬も載っています〜
注意:この話、最高は2年生くらいです。ミルクの川が話したりするので
そこいらが受け入れられる年がいいです〜私は1年生のこの3学期に語るのが好き〜
そいや〜絵本「マーシャと白い鳥」も偕成社から、去年発売されましたよん(*^_^*)