そこはかとなく

うちの長男の中学校は山の手へ2,5キロ。
川をこえ、橋を渡ってから急勾配になる。
自転車にまたがるには、しんどい坂道。
それでも
周りの家々が洋館風だったり
新築のモダン風だったり
あまりに素敵で 
見とれている間に登っている。


登り切ったところにようやく校門が見えるが
校門を入ってからが これまた校舎を見上げる急さ加減。
(つまりは山の上)
緑が多く 都会感が感じられない。
静かである。というか閑静なたたずまい
最近植えただろう 形の整った木は見あたらない。
風にそよぐと ”ざわざわ”と反射するくらいの高さの木々が
何本も植えてある。

雰囲気がいいのだ。


小学校は震災後に建てられ 中学校とは相反して
近代的だ。
教室を仕切る壁がない。

こちらは都会的な街路樹を抜けて
山の手へ1,5キロ。
道々にお洒落な店が並び
これまた
見とれているうちに 学校へ着く。

ここらあたりの
評判の良さは、
住んで半年たつが「なるほどな〜」と感心してしまう。

花屋さんが多いのも分かる
家々の門構えには季節の花が よく似合うからだ。


今日、
小川洋子の本を読んだ
うちの長男の中学校あたりが書かれてあった。
歩いてすぐの図書館も。

とにかく
小説にするのに 絵になる所なんだな〜と
しみじみ思った次第であります。

私って
影響されやすいタイプだわ。
(しみじみ)