びわこ学園

私は京都で生まれて 小4の時に父親の郷里である滋賀へ引っ越した。
琵琶湖の南側で 祖父母も側にいて何しろまだまだ自然に溢れていた所。

その町内に びわこ学園があった。
重度の障害者施設。
かなり重度の障害者の方もよく見かけていた。

ほんとに普通に。

さて、昨日、NHKスペシャルで「ラストメッセージ この子らを世の光に」(放送3月20日)という番組があった。
保育士試験の用語

この子らを世の光に =  糸賀一雄 =知的障害者の父=びわこ学園

と昨年の夏にはバッチリだった記憶も、今では・・・・・なのだが、
私の郷里にあるびわこ学園は、膨大な保育士試験の用語の中では 大事なキーワードだった。
でも、実のところ、
中身については 詳しく知らない。

昨日の放送を見て ようやく中身が少し見えた。

”この子らに 世の光を”
ではなく

『この子らを 世の光に』

”に”と”を”では大きく意味が異なる。

障害のある子ども達に 施しをするような考えでなく、
諸害のある子ども達が 共に生きる世の中が当たり前であるように と
望んで病まない 糸賀一雄さんの理念がこの文章にあった。
たった 9文字に 込められた障害児教育への思い

懐かしい郷里の言葉の中で
障害者と共に生きている人たちを ブラウンカンで見ると
泣けてきた。
あ〜滋賀の私の郷里でこんなに素晴らしい所があったんだと。


 それにしても"この子らに 世の光を”と覚えていた私って、、
私の試験勉強では たいした知識にはならないな〜と思ったりもした。